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広報誌「PTAみやぎ」のページ
宮城県PTA連合会広報紙PTAみやぎ136号
(平成17年2月28日)

広報誌136号の表紙写真
表紙写真 : みんなで行った収穫作業
河北町立飯野川第一小学校父母教師会
目次
お母さんの勉強部屋
日Pプロジェクトスタート
優良PTA表彰
ゆうげの話題(これからの家庭教育のあり方)
地区かわら版
 (栗原・黒川・気仙沼・塩竃・角田・宮城・岩沼)
成人教育委員会、研修視察
宮城県PTA安全互助会だより

みんなで行った収穫作業
 実りの秋がやって来ました。春に餅苗を植えた実習田にも黄金色に実った稲穂が大きく垂れています。10月20日全校での収穫作業の日、あいにくの雨で作業が中止、給食を止めているため、PTA会員有志が中心となり、豚汁の炊き出しを行いました。田んぼで食べる予定の豚汁でしたが、体育館でお弁当と一緒に食べました。2日後、天気も回復し収穫作業を行いました。学年ごとに役割分担をし、約10aの実習田の刈り取り作業は、90分程で終了、子供たちにとっては貴重な体験でした。刈り取った餅米は、11月20日の「かしわ祭」で参加したPTA会員・地域の方々と協力し、昔ながらに臼と杵で餅を搗き参加者全員で食べました。又、校長先生の提案で、「エビ餅」と「生姜餅」が振る舞われ大変好評でした。この様な体験学習を通して、PTA会員の親睦と融和が図られ又、地域の方々と協力して学校行事等を行うことで、より開かれた地域の学校、地域の宝である子供たちを支えていくことが出来るのではないかと思います。
河北地区通信委員 山崎菊治


特集

お母さんの勉強部屋
性教育でどんなことを教えるのですか

 性体験の低年齢化、女子高校生の性感染症の増加等性にまつわる話題が新聞や週刊誌の紙面で目にされたお母さん方も多いことでしょう。
 性教育の必要性は、以前から叫ばれておりましたが、指導時数の削減等でなかなか現場に浸透していないのが現状です。
 そこで、今回は、学校教育の中で性に関する指導はどんな内容で、どのように進められているのか、また家庭での留意点などご一緒に勉強してみたいと思います。

1.性教育はいつ頃からあったのでしょうか

 日本では、男尊女卑の思想が古くから支配しておりましたので江戸時代は儒教の流れを汲んだ朱子学の教えに従い夫は上位、男子は家督相続の権利を持ち、女性の性行動を極端に規制しておりました。明治に入っても男子の性行動には寛大で、遊郭への出入りも自由でした。明治の末期に乙竹岩造が「性欲教育の必要性」を熱心に説きました。これは性の道徳面、衛生面を取り上げました。大正時代には社会主義を唱える人々が産児制限運動を展開しました。我が国の性教育の基礎を築いたのが山本宣治で、その著書「性教育」で性教育を科学的に方向付けた上で全人教育の必要性を説きました。またアメリカから女性解放運動の先駆者サンガー夫人が来日し、ペッサリーの普及に努めました。大正の末期には学校看護婦により、女子の月経指導が初めて行われるようになりました。
 昭和時代に入り、昭和12年の日中戦争が始まると性は人的資源のシンボルとなり「産めよ、殖やせよ」の合言葉のもと、多産を奨励しました。この頃に生まれた人々は、兄弟の数が5人6人はざらにおりました。昭和20年終戦と同時に「純潔教育」が盛んになりました。原因としては、占領下において売春婦が増加し、性病が蔓延しました。性は開放され、性雑誌が氾濫、性道徳も乱れました。このため「私娼の取り締まり並びに発生の防止および保護対策」を政府は打ち出し、性道徳の確立、文化の振興に努めました。昭和22年1月文部省は、「純潔教育の実施について」の通達を出し、「同等の人格として生活し、行動する男女の間の道徳秩序を打ち立てることが、新日本の建設の重要な基礎」と提唱し、昭和24年に「純潔教育基本綱領」「純潔教育の普及徹底に関する建議」をまとめ学校教育の中で普及徹底を図ることになりました。しかし現在の男女平等の理念からは異なる対策でした。朝山新一は、その著書「性教育」の中で「純潔教育」の問題点を指摘、性科学の基礎を築きました。キンゼイを我が国に初めて紹介しました。
 昭和30年代に入ると文部省は「性と純潔教育」「性についての正しい考え方、青少年の性に関する問題」を発刊し、性という用語をはじめて使うようになりました。昭和33年には学習指導要領も改訂され、性教育は、学級指導、保健体育などにまたがる分散型指導となりました。昭和40年代に入って各県で「性教育の手引き」を出し、純潔教育から性教育へ転換を図りました。
 昭和61年文部省は「生徒指導における性に関する指導」を発行し、小中学校における性に関する指導の充実を図りました。平成4年に小学校の5、6年の保健の教科書を発行し、5年の理科では人間の誕生を性行為による結果として取り上げました。
 宮城県では平成9年2月に「宮城県における性に関する指導の手引き」(改訂版)を刊行、各学校の取り組みも進み、研究指定として実践する学校も増えてきました。

2.学校ではどんなことを教えているのですか

小学校一年から高等学校まてのカリキュラム一覧
1年 身体をきれいに
みんな仲良く
誘いに乗らない
2年 大きくなるからだ
わたしの誕生日
男女仲良く
3年 大事なからだ
男女の協力
テレビとマンガと私達
4年 男女のからだの変化
生命の誕生
私たちの心
家族と家庭
5年 第二次性徴
人間と動物の心
異性とのかかわり
性情報
6年 生命創造
性の欲求と性被害
異性の友達
中1年 思春期の心身の変化
異性に対する理解
家庭におげる男女の役割
性情報への対応
中2年 生命の誕生
思春期の不安と悩み
男女の交際
性被害、性非行の防止
中3年 望まない妊娠
人間の性とのかかわり
結婚と家庭生活
男女関係
高等学校 成長と成熟、性器の構造と働き
受精と妊娠、出産と育児、
避妊と人工妊娠中絶、性の不安と悩み
男女の性欲と性行動
男女の人間関係、結婚と家族
愛情、性と文化、あふれる性情報
性と人権、性感染症
(参考文献−宮城県における性に関する指導の手引き)

3.家庭では性教育をどのように進めていったらいいでしょうか
 学校では、性教育の基本をしっかり抑え学習します。指導の場は、理科の学習、保健の学習、学級指導の時間などですがなかなか時間が取れないのが実情です。家庭では、その上にたって、個々のお子さんに即した個別指導に力を入れ、情緒の安定を図るようにしたらいいでしょう。そのためには、お母さんもお父さんも異性について、生理的側面や、心理的側面をしっかり学んでおくことが望まれます。次に重要なことは、両親の人間関係、生き方が子供の成長に大きく影響を与えますので、豊かな愛情に包まれた夫婦の姿が子供の性教育にとって無言の教えになっているのです。次に発達段階に即したポイントをお話します。

(1)乳児期 母親から最初に性的感覚を獲得する時期です。幼児期は、なぜ、なぜ、と質問を沢山してきますが逃げないで優しく解説してやってください。

(2)低学年 素直で性的関心も高いのですが性交については、嫌味を持たずすんなりと受け入れてくれる時期ですのでこの時期に生命の元になるもの、性交の仕組みやあらましを簡単な言葉で教えておくとその後の性教育が非常にしやすくなり効果が上がります。性交については、「お母さんとお父さんが仲良く暮らしているとやがて赤ちゃんが生まれるのよ。」この程度でいいのです。

(3)中学年 学校では月経、精通、夢精など基本的なことを男女一緒に教えます。家庭では個人差についてフォローするよう心がけてください。

(4)高学年 異性への感情、男女の交際、初経の経験、夢精の経験等、親としての体験談などを話して聞かせることがいいでしょう。一緒にお風呂に入ったときなどが効果的です。父親は、男の子に、母親は、女の子に。この時期性器の形状、短小、月経の不順など個人の悩みを解決してやることです。異常な子は稀であり、取り越し苦労のことが多いのです。

(5)中学生 マスターベーション等性の処理に悩む時期、正常な発育であること悩むことはないことをしっかり教えて下さい。女の子には男子の生理の特徴、例えば精子が満タンになると女の子に愛を囁く「偽の愛」を見抜く賢い女であることを説いてほしいものです。

(6)思春期の性 男子はほとばしる性的エネルギーを部活動などで昇華させることがいいことです。女子は、男子の性行動の特徴を知らないばかりに安易な性行動に走ることのないよう、しなやかに生きる知恵を授けてほしいものです。彼女達は間違いなく21世紀を生き抜く日本の母になる大切な宝なのですから。

4.まとめ
 性教育は、人間の生き方そのものの教育です。言い換えれば、人間一生の健康な生き方にかかわる豊かな知恵を学ぶ教育です。今青少年は劣悪な性環境のもとにさらされています。望まない妊娠の防止、女子高校生の性感染症の蔓延、とりわけクラミジアの増加の歯止めは重大なことです。今こそ、男女平等、人間尊重、人権尊重の基磐に立脚した性教育を推進することが大切な時代です。学校、社会、家庭を挙げて青少年の健全育成に向けて努力したいものです。(R)


第57回日本PTA全国研究大会に向けて−事業計画委員会
第1回プロジェクトチーム  スタート
勅使瓦会長から委嘱された高橋委員長

 日本PTA全国研究大会の第57回大会が、東北ブロック宮城県での開催地となっている。
 この大会を機会に、宮城県PTA連合会のテーマ「地域ぐるみで育てよう 心豊かでたくましい みやぎの子」を地域の方々に認知していただく好機(地域活動の環境づくり)と捉える。
 県P連では事業計画委員会(プロジェクトチーム)を設立し、事業の企画から運営等を取りまとめ、県Pの三役会・常任理事会・理事会及び代議員会での審議に骨子を策定し提案していくこととなる。
 平成17年1月15日(土)には、第1回プロジェクト会議が実施され、勅使瓦会長より高橋定光委員長(県P連副会長)を含め7名の各委員に委嘱状の交付が行われ、協議がスタートした。

▼事業計画委員会委員▲
<プロジェクトチーム>
委員長 高橋定光(副会長)
副委員長 安倍秀一(理事)(石巻大会実行委員長)
委員 佐々木加代子(副会長)
委員 櫻中辰則(常任理事)
委員 阿部道康(委嘱理事)(気仙沼大会実行委員長)
委員 中村一彦(元理事)(大崎大会実行委員長)
委員 佐藤則之(常任理事)(蔵王大会実行委員長)

資料 日P全国研究大会開催地・予定地
年度 ブロック 開催地 備考
1-2回 開催地不明
3昭和30年関東静岡県熱海市
4昭和31年近畿奈良県奈良市
5昭和32年四国愛媛県松山市
6昭和33年北海道北海道小樽市
7昭和34年中国山口県宇部市
8昭和35年九州福岡県福岡市
9昭和36年関東新潟県新潟市
10昭和37年関東神奈川県平塚市
11昭和38年中国岡山県
12昭和39年東京東京都
13昭和40年東京東京都
14昭和41年関東静岡県熱海市
15昭和42年関東長野県長野市
16昭和43年東北福島県
17昭和44年北海道北海道札幌市
18昭和45年九州鹿児島県
19昭和46年東海北陸石川県金沢市
20昭和47年東京東京都
21昭和48年関東栃木県宇都宮市
22昭和49年九州福岡県北九州市
23昭和50年四国香川県高松市
24昭和51年東北岩手県盛岡市
25昭和52年北海道北海道札幌市
26昭和53年中国山口県
27昭和54年東海北陸福井県
28昭和55年九州大分県
29昭和56年近畿和歌山県
30昭和57年東京東京都皇太子・同妃両殿下ご来臨
31昭和58年四国徳島県徳島市58年10月の理事会にて、65年度開催まで決定
32昭和59年東北青森県青森市
33昭和60年関東神奈川県横浜市
34昭和61年北海道北海道旭川市
35昭和62年中国広島県広島市広島県・広島市共催
36昭和63年東海北陸岐阜県
37平成元年九州沖縄県
38平成2年近畿大阪府大阪市大阪府・大阪市共催
39平成3年四国高知県
40平成4年関東群馬県
41平成5年東北山形県
42平成6年中国島根県
43平成7年北海道北海道札幌市
44平成8年東海北陸愛知県名古屋市
45平成9年九州大分県
46平成10年近畿兵庫県神戸市
47平成11年四国愛媛県
48平成12年関東山梨県
49平成13年東北秋田県
50平成14年関東埼玉県50回記念大会
51平成15年中国鳥取県
52平成16年北海道北海道旭川市
53平成17年東海北陸愛知県
開催予定地
54平成18年九州宮崎県
55平成19年近畿滋賀県
56平成20年四国香川県
57平成21年東北宮城県
58平成22年関東千葉県千葉市


平成16年度優良PTA表彰者団体個人<敬称略>

ゆうげの話題 ゆうげの話題
家庭の教育力について考える
これからの家庭教育のあり方

 134号では家庭の教育力とは何かを取り上げました。135号では、父母からみた家庭の教育力について意見を頂き、又中学校の取材で家庭の教育力がなくなってきている現状を見てきました。今回136号では、「これからの家庭教育のあり方」をお二人の校長先生からモデルケースを混じえた原稿を頂き、皆様と共に考えていきたいと思います。

「二人で」
    増田西小学校校長 軍司啓
 これからの家庭教育のあり方を考えるときのキーワードは、「二人で」だと思います。
 第二次世界大戦終了後、家庭教育の担い手は「母」です。それは、父が働いて家を守るのが母であったことと、戦後の民主化の流れの中で「父権」が否定されたことも影響があると思いますが、戦前までは子供の教育は父権に属していました。
 ところが、父が働き・母が家庭を守る生活パターンが変化し、父も働き・母も働く時代になりました。
 でも、その大きな変化にもかかわらず、家庭教育の担い手は母というパターンは変わっていません。それでよいのでしょうか。
 そのために、家庭で教育すべき事柄が、幼稚園・保育所・学校等に外注されていませんか。
 なぜ家庭教育が大事なのかを考えたことがありますか。ある意味では、「親が楽をするため」という考えもあります。つまり、きちんと家庭教育がなされた(躾られた)子供は家庭生活にも節度があり、社会生活でもまわりの人々に迷惑をかけないし、親にも心配をかけません。そして、成長とともに対応しなくてはならない社会事象に適切に対応でき、成長の糧にもしていきます。
 共働きが当然の時代です。この家庭教育に、母だけでなく父も積極的に参加して、父と母の二人で頑張りましょう。
 二人の愛情が子供たちに伝わり、きっとよい子が育ちます。

楽しむ大切さ
    明星中学校校長 大友正隆
 これからの家庭教育のあり方を探る前に、目の前の中学生を三例紹介しましょう。
 A子は、貧しい農家で育ち、小さい頃から父母と田畑で野菜や花を育てた。農業高校に進み、卒業したらもっと父母を助けたいと言う。
 B子は、同じ農家育ちだが、豊かな中お姫様のように、何でもやってもらって育った。今、保健室登校をしている。
 C子は、金持ちの家庭で育ち、三人姉妹の二番目。上と下の姉妹は優秀で、彼女は落ちこぼれとして父母から見放されたと、彼女は言う。家出を繰り返し、只今外泊中。
 以上、三例の決定的違いは何か。それは、社会の風がどうであれ、とにかく親と子が一緒になって、どれだけ自分達の家庭生活そのものを楽しんだか、である。
 「物事を知ろうとする人はそれが好きだと言う人に勝てず、好きだという人はそれを楽しんでいる人には到底勝てない。」と言ったのは、論語の孔子という昔の偉い大先生。
 楽しむとは、目的・計画・実行にあたり、作戦を立て、信じ合い力を合わせて、その作戦をピタピタ当てていく事である。失敗したら、また作戦を練り直せばいい。
 ただついて来させるだけでは、「楽しむ」境地に至らない。自分の目の前の事に、積極的に関わらせる事。当り前だが、こんなに楽しい事はなく、苦労も吹き飛ぶ。
 モチベーション(ヤル気)とコラボレーション(共同)で「自立する子」が育つ。
 遅くはない。楽しむ事です。

これからの家庭教育のあり方について

1.家庭とは
 子供にとって家庭というものの持つ意味は、強調しすぎることがない程に大きなものであり、かけがえのないものであり、どんなことがあっても安らぎの場である。また社会生活を送るために基本的な生活習慣や社会規範を身につけたり、してはいけない事やしなければならない事など人間としての力を身につける場であり、親自身が親としていかにあるべきかを学ぶ場である。

2.家庭教育とは
 すべての教育の出発点。乳幼児期の親子の絆、家族とのふれあいを通じて人間として生きるために必要な基礎を育成する。

3.これからの家庭教育にあるべき姿
 子供の教育や人格形成に対して最終的な責任を負うのは家庭であり、子供の教育に対する責任を自覚し、家庭が本来果たすべき役割を見つめ直す必要がある。親は、これからの社会を生きる子供にとって何が重要でどのような資質や能力を身につけていけばよいかを考える。基本的な生活習慣、生活能力、豊かな情操、他人に対する思いやり、善悪の判断などの基本的倫理観、社会的なマナー、自制心や自立心等これからの社会を生きていくために必要な基礎的な資質や能力は、家庭教育においてこそ培われるものであることを認識し、その責任を十分に果たす必要がある。

家庭教育の向上を図るための方策

1.家庭に望むこと
 親の心のこもった手料理と一緒に食事をすることの大切さ。思いやりのある明るい円満な家庭。夫婦の信頼、一致団結しての子育て。間違った行ない、やってはいけないことをしっかり叱る。自分の行ないに責任を持ち、ルールを守り、自分の子供だけよければよいという考え方をやめる。

2.地域社会に望むこと
 子供はこれからの地域の宝物である。地域で家庭教育を支援する体制をつくる。地域の行事や様々な職業に関する体験の機会を広げる等、子供たちの体験活動への参加を可能にすること。

3.学校に望むこと
 子供を預る人と親との信頼関係を大切にし、幼椎園、保育所による子育て支援や、学校は、校外学習等、情報提供を行ない参加を奨励する。また地域活動の場として学校施設の開放等。

4.行政に望むこと
 学習機会の充実。子育て支援ネットワークづくりの推進。親子の共同体験の場、父親の家庭教育参加、子育て相談体制の充実。

終わりに
 家庭・地域・学校のそれぞれの役割と連携協力で、これからの家庭教育を考えていくことが大切である。その前提を忘れず家庭生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。


取材を終えて
 家庭の教育力が低下していると言われて久しい。公衆道徳の欠如と思われる現象をみても頷ける。家庭での躾がなされていないのではないかとつくづく思う。父親の存在も陰が薄くなっている。もっと尊敬され、信頼される土壌が今揺らいでいる。前述の公衆道徳は、何よりも親が手本を示すことが肝要であろう。
 子供には我慢の心を育てたい。何でもほしいものを与えていては、人格の完成は望めない。明星中の例がそれを物語っている。思いやりや感謝の心も是非育てたい。昨今の若年層の凶悪事件は、人間の命の尊厳を軽視した犯罪で心が痛む。先輩を立てる心の希薄、敬語も育たず、挨拶すらできない若者が多い。正義の心は親がもっと説いてほしい。悪に対して断固拒絶する風潮が陰を潜めた日本、一流といわれる職業の方々の汚職、一流企業の倒産などは子供の夢を奪う原因となっている。
 食生活の乱れも目立つ。心とからだを作る食物は、最も重要な要素である。基本的生活習慣の育成は、家庭の教育力の最も中心的な事項であり何一つおろそかにできないものである。子供をテレビ漬けにしていないだろうか。無制限に見せ、ゲームで遊ばせていては情緒の発達も遅れてしまう。心したいものである。
 子供は家庭だけでは育たない。地域の力を活用して育てたい。そのためには他人の子供でも大いに誉め、大いに叱らねばならない。他人に我が子を叱られたからと憤慨する親に子供の未来はない。
 夫婦は仲よく、二人で家事をこなしてほしい。軍司先生の文が印象に残る。
 家庭の役割、とりわけ親の役割は、一人前の社会人になるための素地をつくってやることだ。子供教育の前に親教育の必要性が叫ばれているが容易なことではない。国を挙げて親の意識を変えていく努力を地道に続けていかなければならないと思う。これから親になる若年層の方々の啓蒙も大切であり、こちらの方が大いに成果が期待されよう。未来の父母に愛を込めて今からエールを送りたい。(R)


地区かわら版

集会の様子 栗原地区
わいわいがやがや栗原塾
一迫町立一迫小学校PTA
 11月28日(日)、一迫小学校体育館において、会員等約240名の参加のもとで栗原地区PTAセミナーを開催しました。
 講師として高橋三郎先生をお招きし、「理学療法士としての親のあり方」と題して、最近の残酷な事件を繰り返さない為に子供とどう接するかという難しい課題を、身近な事を題材とし、方言をまじえて分かりやすくお話していただきました。現代を象徴するような『雨ニモ負ケズ』のパロディや、今の子供たちには『不足している事が不足している』という言葉が深く印象に残りました。
 講演の後、20のグループに分かれてフリートーキングを行ない、自立心を養う事の難しさ、親の関与の在り方、勉強するように導く為の工夫など、さまざまな意見を出し合いました。
 短い時間でしたが、他の地区との交流もでき、有意義なものとなりました。
栗原地区通信委員 曽根博子

黒川地区
会員研修会
音楽隊演奏会 大和町小野小学校PTA
 11月20日、富谷町スポーツセンターにおいて、黒川郡PTA連合会の会員研修会が開催されました。
 第1部は、宮城県警察本部少年相談指導員の高橋勝子氏をお招きし、「少年非行の現状と非行防止対策」と題して講話をいただきました。今どきの子供たちの非行の実態や補導された子供の親の対応など、少年補導の体験に基づいた話に、参加した300名余りの会員は、頷いたり驚いたりしながら聞き入っていました。親は我が子ときちんと向き合い、教えるべきことはしっかり教え、態度で示すことが大切であることを改めて痛感しました。
 第2部は、一転して、宮城県警察音楽隊とカラーガード隊による演奏会に早変わり。途中、交通安全を盛り込んだマジックショーもあり、和やかな雰囲気のうちに研修会が終了しました。
黒川地区通信委員 菅原昭浩

気仙沼地区
三校合同球技大会
ドッジボールの様子 気仙沼市立鹿折小学校父母教師会
 夏休み最初の日曜、7月25日に毎年恒例になった鹿折地区少年少女球技大会が開催されました。鹿折、白山、浦島の3小学校から、457人の子供たちがドッジボールで汗を流し、熱戦を繰り広げました。この3校の子供たちは中学生になると、会場となっている鹿折中学校で一緒に学ぶ事になりますので、それ以前に交流できる行事となり、大変楽しみにしています。又、大会運営、チーム監督、審判は全てPTA会員で構成しますが、特に審判は、年々上達する子供たちのレベルに達する為、講習会と練習が念入りに行われます。試合後の反省会では、交流のないPTA会員にとってもキッカケが生れ、来年度にかける意気込みなどで、大いに盛り上がりました。今後の課題としては、少子化に伴いチーム編成が難しくなっている所が多くなり、ドッジボール以外の方法も考慮せずにはいられない点があります。
気仙沼地区通信委員 小野寺初夫

体験の様子 塩竈地区
親子ふれあい一小まつり
塩竈市立塩竈第一小学校父母教師会
 平成16年10月3日、第19回父母教師会行事一小まつりが行なわれました。「親子のふれあい」と「会員相互の親睦」を図る事を目的として開催されました。この日は、生憎の雨、体育館での開会式行事となりました。ジュニアリーダーとのふれあいゲームは大変盛り上がり、子供たちも心から楽しんでいました。
 待ちに待った各教室でのフリーマーケット・ジュース輪投げ・スライム作り・西部シアター・バルーンアート・水ヨーヨー等各地域工夫を凝らした企画が見られました。買物袋にお目当ての品を詰め込んだ子供たちの顔はとても嬉しそうでした。地域内の会員同士が互いに、協力し合ってひとつの行事を作り上げる事が出来て達成感や、ふれあいを感じる事が出来ました。準備等は色々と大変でしたが子供たちの笑顔がいっぱいで楽しい一日となりました。
塩竈地区通信委員 相澤としえ

角田地区
稲刈り体験
稲刈りするこどもたち
角田市立小田小学校PTA
 5月に実施した田植えから4ヶ月あまり、黄金色に実った穂波が田んぼ一面に広がっています。さあ、稲刈りが始まります。1年生から6年生の子供たちと保護者が鎌と手ぬぐいを持ち、学校田に集まりました。9月26日、当日はあいにくの小雨の天気でしたが、どの子もやる気満々。農家の方から稲の刈り方や束ね方を教えてもらった後、さっそく稲刈りが始まりました。汗をかきかき、稲を刈る子供、稲を束ねる子供等、どの子も慣れた手つきで稲刈りを行いました。束ねた稲は学校まで運び、鉄棒にぶら下げて天日干しにしました。収穫したもち米は11月に実施した「小田地区子ども祭り」の際、もちつき大会をした後、あんこ餅や納豆餅などにしておいしくいただきました。子供たちの中には、納豆餅を何杯もおかわりする子供もいて、大盛況でした。親子で稲刈りができる自然豊かな小田地区で子供たちを伸び伸び育てていきたいと思います。
角田地区通信委員 須田豊

サイン会の様子

宮城地区
地区文化セミナーを終えて
七ヶ浜町立松ヶ浜小学校父母教師会
 我が宮城地区では、例年文化セミナーを開催しており、今年度は七ヶ浜町P連協賛の下、10月2日に七ヶ浜国際村で開催されました。今年の講師は、小学校まで七ヶ浜町で過ごした経験のある元プロ野球福岡ダイエーホークスの大越基氏をお招きし、「スポーツ(野球)を通しての私の人生観」と題して約1時間半程度の講演を頂きました。
 会場には、丁度宮城県への新球団の誕生が話題になっていたせいか、松島・利府・七ヶ浜町内から大勢の聴衆が詰めかけ、大越氏の幼少期からプロに入るまでの経験談に皆聞き入っていました。特に、小学校時代の氏の生活状況や仙台育英高時代の夏の甲子園準優勝の話に移ると、会場との一体感が最高潮に達し、こと竹田監督の話やプロの一軍と二軍の違い等の話は、現代っ子に欠けているハングリー精神等について暗にご教示頂き、出席された地区会員や子供たちを存分に魅了した正にタイムリーな行事となりました。
宮城地区通信委員 渡辺義春
会場の様子

岩沼地区
心の和を求めて
会場の様子 岩沼市父母教師会連合会 岩沼市立岩沼南小学校
 親と子、親同志のコミュニケーション不足が言われる今日、当連合会恒例行事のレクリエーションにて、「MAP(みやぎアドベンチャープログラム)」を11月に実施致しました。過去、スポーツ等の競技を主として行ってきた為、会員自身少々戸惑いをもってスタートしました。
 MAPとは、体験学習の一つであるプロジェクトアドベンチャーを宮城県独自の教育活動としてまとめたもので、仲間と協力して様々な課題を解決しながら他人を信頼し、相手を思いやる心を育てる内容です。指導者のもとグループごとに、メンバー同士を知り合う活動や共に課題を積極的に解決する活動等の経過とともに、最初よそよそしかったメンバー同士が不思議と笑顔になり、親近感をもつようになりました。
 参加者全員が、このMAP体験を単P等にフィードバックして心の和づくりに役立てたいと感じたと思います。
岩沼地区通信委員 鎌田勝彦

イラスト
第6回成人教委員会
平成16年度 研修視察
期日:平成17年1月21日(金)〜22日(土)
主催:県P連成人教育委員会

目的:一人ひとりの個性や能力に合わせて、リハビリや職業訓練も含めて働き、社会参加を実現している施設と特別支援教育施設を視察し、県P連としての資質向上を図ることを目的として実施した。

視察日程
1月21日(金)10:00 蔵王町役場集合
10:30 蔵王すずしろ作業所視察
13:00 公立刈田綜合病院内公立刈田病院分院ベッドスクール視察
14:00 白石第二小学校内宮城県立角田養護学校白石校視察
18:00 研修報告会・懇親会(小原温泉・いづみや)
1月22日(土)8:00 自由解散
※すずしろ:蘿蔔(だいこん)

研修視察を終えて
写真  近年浅野知事の施設解体宣言や宮城県障害児教育将来構想案などが出される中、障害のある方が利用している授産施設の蔵王すずしろ作業所と、刈田病院内にあるベッドスクール、そして障害のある児童が普通の学校で学ぶという総合教育を実践されている白石二小の角田養護学校白石校の3ヵ所に行って参りました。
 当日は雪の降る中19名のご参加を頂き、まずは、すずしろへ。深い雪の中でしたが豆腐工場とパン工場の様子を見学し、作りたてのおいしい豆腐とぶどう酢を頂きました。はらから会を創られた武田先生の「役割りがあれば、障害があっても人は生きて行けます」との言葉通り、利用者の皆さんが生き生きと働いている姿はとても素敵でした。
 おいしい昼食を頂いた後、雪の蔵王を後にして白石刈田病院内のベッドスクールヘ。
白石刈田病院内のベッドスクール  病院の施設の素晴らしさもさることながら、ベッドスクールの設備のすごさに感激しました。入院している子供たちへの環境整備、また本校は白石二小や中学校と連携もきちんと整えられていて、一人一人をとても大事にし、個を生かす教育が行なわれていることがよくわかりました。
 つぎに白石二小の、養護学校白石校へ。当初は分校扱いなのかと思っていましたが、実際には白石校独自のプログラムやカリキュラムが組まれ白石二小の児童との相互交流や地域の特性を生かした教育がなされておりかなりの成果を上げているとの事でした。
角田養護学校白石校  今回は3ヵ所の施設見学ということで、かなり慌ただしかったのですが、仙南の福祉や教育が一歩も二歩も進んだところにあると感じたのは私だけだったでしょうか?今後いままで福祉施設に入所していた方々や養護学校に通っていた子供たちが、地域に戻って来る流れになって行くのだとは思いますが、今回見学して来た学校や施設が各自治体にあるとは限りません。まず受け入れられる様な環境整備が必要だと痛感させられた研修でした。参加して下さった方々に感謝申し上げます。
委員長 忽那香菜子


宮城県PTA安全互助会だより
宮城県PTA安全互助会事務局

適用内容が一部変わります。
 PTA会員 総合的な学習支援活動中の傷害も適用に
 学童 PTA行事参加中の傷害適用は検討事項に
 安全互助会審査委員会では、時代に即応した給付制度のあり方について検討してきましたが、このたび、PTA活動の多様化に適応するという観点から、総合的な学習支援活動中の傷害事故についても対応していくことが、2月19日の理事会承認を受けて決定しました。
 平成17年4月1日からの事故が対象になります。
 請求の際には添付資料として、
(1) PTA年間行事予定表
(2) 学校長、PTA会長連名の案内文書等
(3) 参加者名簿
が必要です。
 一方、学童のPTA行事参加中の傷害事故については、以前から給付内容や算出方法に疑問があるとの指摘を受けていることから検討事項となりました。このことについては6月の代議員会で決定されますので、後日改めてご報告いたします。

お知らせ
 平成17年度加入申込書のお届けは4月中旬頃の予定です。
 今回は、各小中学校PTAへメール便で直接お届けします。


事務局だより
平成17年度のおもな行事の日程は次のとおりです。
7月16日(土)〜17日(日) 単位PTA会長会議(新規事業)
8月26日(金)〜27日(土) 日P全国大会 愛知大会
9月10日(土)〜11日(日) 東北ブロック研究大会 北村山大会
11月6日(日) 第54回宮城県PTA研究大会 登米大会




 会員の皆様にささえられながら、1年間、無事に終える事が出来ました。ありがとうございました。
 振り返ってみると、いろいろ楽しい事がありました。
 一つには、中学校の先生方に取材に行った事です。緊張して、先生の前にすわると○年前に中学生だったころ、職員室に呼び出された事を思い出しました。また、ちょっと大人になった子供たちの様子も興味深く聞く事が出きました。次に、東北ブロック研究大会むつ大会での伊奈かっぺい氏のユーモアがあふれる話術に触れた事です。
 あっという間に時間が過ぎていました。
 家庭にいたら、知らないでいた話をたくさん聞く事が出来、また、人が人と関わっていく事の楽しさを知った1年でした。
 親も子供といっしょに新鮮な感動を体験したいものです。(C・H)
平成16年度新聞編集部員  枡澤怜  片平千草  今野秀昭  工藤ひろみ  原田千絵
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【ページ文責 : 調査広報委員会】