大崎市で開催された第9分科会「環境教育」は、初めに、「日本雁を保護する会」会長の呉地正行氏が「田んぼの中から未来が見える」と題して、湿地の減少による生態系の変化、田んぼを湿地としてよみがえらせて雁、微生物の力を生かした付加価値のある作物の収穫を、持続可能な農業として成り立たせる等の興味深いお話がありました。また、「ふゆみずたんぼ」への取り組みについても聴衆の心を引く講演がありました。
次の実践発表では、活動を通して地域、ふるさとを愛する心、五感を通して自然とふれあい、人、自然に優しく接する場面を創り出す取り組み、広い視点で環境・生物、他人の事を考えられる地域活動について発表がありました。
その後のパネルディスカッションでは、「野生生物研究所」所長の高橋和吉氏が大人数のパネリストの発表をうまくまとめられました。「自然には恵まれているが、それらの恩恵を深く認識できていないのではないか」、「世界規模で共通認識をもって自然環境を考える時期である」等の言葉が印象的でありました。
この分科会での討議を通じて、保護者、学校、地域がしっかりと自然というものを考え、今後の環境教育への取り組みを深められたと思います。
(広報紙「日本PTA」第327号(H21,9,30)より抜粋)
「 受け継がれてきた自然・生活環境を大切にし、未来につなぐ地域社会を創ろう 」
私たちが日々営んでいる生活や経済活動は、大量生産・大量消費・大量廃棄という浪費型の経済社会システムをつくり、生活環境の悪化、さらには二酸化炭素に起因する温暖化現象など様々な地球規模の問題を引き起こしています。また、先人が伝承してきた自然に対する気持ちや知恵が忘れがちになっている現状があります。
この環境問題の解決には世界の人々が共通の認識の下に取り組まなければならないことですが、まず家庭・学校・地域という私たちの生活圏において、意識や活動の共通理解を図り、相互に努力、連携することが必要ですし、求められております。
そこで、私たちは、もう一度受け継がれてきた環境を再認識し、資源の循環を尊重しながら、継続的発展可能な社会の実現、多様な自然や生物との共生を模索していけなければなりません。環境は、地球上の全ての生物の存在基盤であるとともに、明日を担う子どもたちそして将来生まれてくる子どもたちと共有すべきものです。
かけがえの無い地球環境を維持することの大切さ、改善しなければならない責任を考える。
・ 受け継がれてきた環境に配慮した地域社会を再構築していくためのPTA
活動とは、
・ 世界の地球の大切な問題だからこそ、教育に取り組む環境問題
大崎市岩出山文化会館(スコーレハウス)